「アカイト」

「アカイト」

もし
キミが
辛いとき

もし
キミが
悲しいとき

ボクを
思い出したら
いい

二人で
朝早起きして

重い
カバンを
引きずって

変なおじさんに
おかしを
もらったり

帰りに
おいしい
カフェオレを
飲んだり

観光地で
オススメという

濃厚な
ソフトクリームの
最後の
一口を

ボクが
ガブっと
食べたなんて

そんなことで
不機嫌に
なったり

ずーっと
広がる
緑の丘で

たった
一本ある
木を見ながら

二人で
クローバーを
探したり

そんな
くだらない
出来事を
思い出せば

キミは
また
笑う

キミは
少し
強がりだけど

ボクには
少し太めな
赤い毛糸が

包帯のように
小指に
グルグル
巻かれている
のが

見えるから

キミまで
繋がっている
この
毛糸で

セーターは
何枚
編めるんだろう

太った
サンタなら
何人分だろう

サンタなら
ズボンも
帽子も
必要だな

なんて
考えながら

キミを
想う

キミが
小指に
巻かれている

少し太めな
赤い毛糸を
見ながら

太ったサンタを
想像して

微笑んでくれたら
うれしいな

それにしても
もうすぐ

キミが
本当の
幸せに

気付くのを
ナイショに
しておくなんて

神様も
けっこう
イジワル
なんだね

うるおい

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